大阪の新たな名物となりつつある、スパイスカレー。新進気鋭の店主たちが、独自の工夫をこらして作り上げる一皿の完成度が魅力です。そんな中、難波のとあるビルの2階に、昼だけ開いているカレー店が業界内外で話題になっています。行列必至の間借りカレー、バンバンを紹介します。

昼だけ営業の「間借りカレー」

「間借りカレー」という言葉をご存知でしょうか。夜だけ営業の居酒屋やバーを借り上げて、昼だけランチ営業するスタイルのカレー店を「間借りカレー」と呼びます。カシミールに端を発した大阪スパイスカレーの世界では、独立を目指す若手がまず間借りカレーで自分の力量を試し、いい物件が見つかった、資金に目途が立った、そんなタイミングで独立していくスタイルが流行しています。

難波駅高島屋方面からすぐ近く。以前は歌舞伎座があったことから、歌舞伎座の裏、「座裏」と呼ばれるエリアのなかでもひときわ古い雑居ビル、南地ターミナルビル。

座裏
南地ターミナルビル


以前はとんねるずの番組でも紹介された「グリル清起」などが入居していたこのビルの2階でランチ営業するのが、難波のスパイスカレーシーンの中でもあたま一つ抜けた人気を誇る「カレー屋バンバン」なのです。

可愛らしい看板が目印
可愛らしい看板が目印

11時には行列。13時以降は入れたらラッキー。

見つけにくい小さなお店ですが、開店の11時ともなれば行列ができるので「なるほど、ここか」とわかることでしょう。基本的に店主が1人で回している小さなお店ですので、並びの消化はゆっくりですが、待つだけの価値はあるお店です。

可愛らしい看板が目印

丁寧な仕事ぶりがうれしい、至極の一皿

メニューはシンプル。カレープレートかキーマカレーか。カレープレートにキーマカレーをプラスすることもできますので、まずはプレートを頼んでおけば大丈夫です。

スパイスカレーにもいろいろなスタイルがありますが、バンバンのカレーはとにかく丁寧で、繊細で、それぞれの味が立っていて、一皿の満足度がとにかく高いのが特徴です。

評価は高まる一方で、変わらない営業スタイル

おだやかな店主の人柄と、繊細で複雑な味わいのファンは全国にも広がりつつあります。オープンしてからもう数年になりますが、変わらずずっと間借りスタイルでマイペースに営業されています。ブームに乗じて店舗展開やコラボレーションなど、攻めの姿勢に出るお店も多い中、変わらぬスタイルを貫いているのもバンバンの魅力です。

完売も早いのでTwitterは必見

はじめての人は、「カレー」の概念が変わるかもしれません。特にスパイスカレーはじめての人は。友達にも教えたいけど、これ以上流行るのは…というもどかしさもある、そんな名店です。