北海道名物、ジンギスカン。ラム肉特有の臭みが苦手という方も多いと思いますが、生のラム肉はほとんど臭みがないのはあまり知られてない事実かもしれません。大阪でとびきり新鮮で旨いジンギスカンを食べさせてくれるお店は、北新地でも心斎橋でもなく、日本橋の雑居ビルの2階にあります。

コロナ禍以前はインバウンド需要に沸いた道頓堀。戎橋から大たこ、くいだおれ人形と通過した先、場外馬券場ウインズ道頓堀の裏手へ。このあたりはいわゆる「昔の歓楽街」で雑居ビルが林立しているエリア。その中でも極めて香ばしい感じの建物の2Fへと進みます。

スナックの居抜き物件的な怪しげな雰囲気ですが、それもまたミナミっぽさとしてとらえることにしましょう。カウンターとテーブルには、ジンギスカンでおなじみのドーム型の丸鍋と、たくさんの調味料がならんでいます。

決してキレイとは言いにくい店内、そもそも猥雑な道頓堀の裏路地、15:30~翌6:00という謎の営業形態…(コロナ禍前まではなんと24時間営業でした)初めてこの店を訪れた方は、得も言われぬ不安に襲われてしまうかもしれません。いや、普通なら不安。

そんな不安も吹き飛ばすのが、基本のジンギスカンセット。お肉と野菜の基本セットで、なんと1人前980円。新鮮なラム肉の濃厚な色合いとツヤ感、なかなかお目にかかれるシロモノではありません。

ジンギスカンセット980円、それだけでも満足の一品

ジンギスカンが嫌いな人の9割が「臭み」だと思いますが、新鮮な生ラムは全く臭みがありません。ジンギスカンの聖地、札幌でも厚切りで食べても臭みが気にならないレベルの本当に新鮮なラムを仕入れている店はひとにぎりですから、美味しいラムを知る機会自体が少ないのは事実です。

輪をかけて北海道以外で美味しいラムを出す店自体少ないですから、まさか大阪の、こんなガチャガチャしたエリアのお店で、全国レベルの生ラムを堪能できるとは思わないでしょう。本当に驚くと思います。

ラムチョップは1本1100円、それでも食べてほしい!

1人前のジンギスカンセットでも割と満足感あるのですが、他の部位もとにかく旨いので食べないと損です。どうやら独自の仕入れルートで新鮮な羊を入荷しているとのことで、日によっては胸線・タン・ハツなどの希少部位をいただくことも可能です。

北海道限定「サッポロクラシック」

珍しい部位だけでなく、北海道でしか飲めない「サッポロクラシック」や、鮭とばや氷下魚などのツマミも北海道仕様!テーブルの上だけ見渡すと、ススキノで飲んでいるのと勘違いできるレベルに北海道感を強められます。

仕事でどうしても疲れた時、同僚とふたりで熱々のラムを頬張りながらああだこうだと愚痴をビールで流し込むには最適なお店。北海道の人は道外のことを「内地」と称するのですが、まさに内地最強レベルの生ラムがいつでも味わえる名店です。

2018年には広島に、2019年には鹿児島に系列店をオープンしているそう。店舗展開のエリアや営業時間など、ホント謎が多くて素敵なお店です。